梅雨を楽しむ

    

     今頃はどこの庭にもドクダミの花が咲いています。
     切り絵にしてみました。
     紙代十円ほどでとても安い趣味です。
     どくだみは(またの名を十薬とも)いろいろな薬になり
     珍重されます。強烈なにおいがしますが私は好きです。


      抱かれし夜の十薬のほの明かり
              揺れてさざめく庭の片隅     短歌


     カ・キ・ツ・バ・タを頭に読む
      駈け寄りて君を抱けば艶やかな
              二十の髪ぞただにほいける    短歌


     梅雨の日々は憂鬱ですね。
     言葉遊びも楽しいものです。


      台風もいれてG21開かれる            川柳


      メイさんの夫は偉いなと思う           川柳


      人は拉致され島まで拉致され           川柳


      二千万なくて老後は闇の中            川柳


     いつものことですが我が地方には台風はきませんでした。
     いつも待ち構えるのですが逸れていきます。


     拉致された人々はどうしているのでしょう。
     北の島もどうやら戻って来ないようですね。
     我が国は外交は不得手なのかしらん。


     ところで年金定期便の電話は1165(いい老後と語呂合わせ
     になっています。おとなしい民で誰も怒りもしません。)
     あぁ、あぁ、 とため息が出ます。

    汚い言葉

     

  インターネットの書き込みなどを見ると
  汚い言葉の羅列である。
  どこのだれかわからない、ということであるが
  書いた主はすぐわかるとも言われている。お金を
  もらっているとも聞く。


  こんなツールがあること自体情けなくなってしまう。
  これでは先が思いやられる。


  悪ふざけ動画や、悠仁クンを狙った男と同工異曲の
  やり様で読んでいて辛くなる。
  これが我が国の、主として若い人なのかと思うと涙が出る。
  もう少し品のいい言葉が使えないのだろうか。


  まだ背中が痛い。不注意とはいえもう二か月半がたった。
  この間、川柳作りなどで日々を凌いでいる。


   あちこちに献花台でき梅雨に入る    川柳
             (某新聞に掲載されたが改作されたので
             もう一度自分で作り直した。)

     困った世の中

    

     なんだか大変な世の中ですね。
     老後は二千万円要るとか騒がしいです。
     老人は暴走し、死者を出しても逮捕されない世の中、
     昨日はその方の映像をつくづく見ました。(昨夕)
     (今朝逮捕の報あり)


      マスクしてサングラスして詫びを言い    川柳


      揺り籠で寝ながら老後の算段し       川柳


      内政に厭きて外遊また始め         川柳


      来ないなあ頬杖で待つ北の人        川柳


     現総理はあまり決断力のない人に見えます。
     困ったことからはすぐ逃げ、イランに出かけたら
     船が襲われたとか、そう上手くばかりは行きません。


     外国へ行けば「日本の総理」と歓待されると思っていると
     大間違いです。
     最大目標である北の国にさっさとでかけたらいいのに、
                  怖いのかしら・・・
     細君さえ制御できないのでは、あの方とサシでやるなんて
     無理かもしれませんね。


     私は煮え切らない男は嫌いです。


     そういえば、前回の続き、<引きこもり>について
     私なりに考えました。
     寺町に住んでいたのですが空からはいつも爆弾でした。お墓の間を
     逃げ回りました。B29という戦闘機がいつもブンブン空を飛んで
     おりました。今生きているのが夢のようです。


      よく生きてきたと自分を誉めてやる     川柳


     生きているだけで奇跡なのですよ。
     この地球の土を踏んでいるだけで奇跡なのですよ。
     親を泣かせて引きこもるなんて・・・・


     親は芋やカボチャを食べて生き延びたのですよ。
     もうこんな思いはさせまいと大事に育てたのに
     情けないことです。


     戦争がこんな親と子らを産んだのだと思います。
     <80と50>問題というらしいですね。
     今からでも爆弾の下で生きてると思って外に出てきてください。


     生まれたと思ったら老後の心配をするなんて、なんという国に
     なったんでしょうね。揺り籠の中で老後の心配!!!


     「六月を綺麗な風の吹くことよ」
             その六月に吾は生まれたり  短歌
      「・・・」は子規の俳句です。吾・・・ここでは<あ>と読みます。


         この六月が私の誕生日なのです。
      梅雨でオムツが乾かなかったことでしょう。親に感謝です。