朝顔忌

    

    父の忌を勝手に朝顔忌と呼んで偲んでいる。
    朝顔が好きでいつも朝顔に負けず早起きしていた。


      三回忌経も短くなりました         川柳
      天国のお酒の味はどうですか
      天の朝顔にも露はおりますか
      朝顔と早起き競う父でした
      七つ咲く花に八つのもの思い
      身を裂いて開いて萎む父の花
      風薫る一日形見の種をまく
      元気かね子はどうかねと花が問う


   大酒のみで決して尊敬できる父ではなかった。
   でも今は思い出すたびに涙ぼろぼろである。
   学歴もなく絶えず愚痴を言っていた。
   ただ学問好きでいろいろ教えてもらった。


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       安倍総理が自分の言ったことに遺憾と言ったという。


   遺憾とは遺憾の意といって他人の言ったことに対して
   残念の意味で使うようだ。


     遺憾の意つづれば出来る現代史        川柳


   遺憾の意が流行ったころ作った句である。


   安倍氏はきっと若いころ不勉強だったに違いない。
   よい家の生まれなのにイカンです。これこそ遺憾。


   いろいろな事件が起きるものだ。


     劣化する人間子殺し友殺し            川柳
   
   今朝の一句。
   いろいろニュースを見て思い浮かぶことを句にしている。
   変な趣味だが多分父から受け継いだ批判精神が私の中に
   流れているように思う。遺伝子おそるべし。