さくらんぼ好き

     

   さくらんぼガガンボあめんぼつくしんぼ
          赤んぼもいて花いちもんめ    短歌


   戦争が終わったんだと手を拡げ
          空を掴みし父を忘れず      短歌


   大坂の赤銅色の腕より繰り出す球が
          コートを沸かす         短歌
    (赤銅色の腕・・・・しゃくどういろのかいな)


   九州の出水てふなの街に住む友が気になる
                                                 雨の天気図         短歌   
        (てふな・・・という名)           
  さくらんぼが好きです。こんなかわいい果物が
  この世にあるということが信じられないほど、
  ちょっと高価だけど今だけの楽しみです。


  ちょっと場違いだけどもう二度と戦争はしない思いを
  込めて一首。疎開をしていた私と姉を兵隊服のまま
  迎えに来てくれた父の姿を今も忘れません。
  私には男の子が二人おりますがもう戦争はないと
  ずっと安堵しておりました。しかし改憲の声も
  聞こえて、あのカーキ色の悲しい色を思い出すと
  たまりません。まだ先の戦争の死屍の後始末も
  なされていないのにまたですか。


  骨折をして入院をしていたときに若い医師が
  これからは趣味を持って暮らしなさい!と宣いました。
  趣味満載、あれもこれもと手を出していたのに・・・・
  大坂選手の姿を見て一首詠みました。
  この頃は不調と伝えられますが、これからが花の二十代の
  盛り、活躍が期待されます。


   逃がすのがとっても上手い警察署       川柳


   昨年の詫びか涼しい梅雨の日々        川柳


   少し遊び少し学んでよくいじめ        川柳


  まだベッドの上ですがまたまた趣味を一つ
  考え出しました。請う、ご期待!