親というもの

  

  やっと少し歩けるようになった。
  太陽の光が浴びたくてニ、三か月泣きそうだった。


  このところ嫌な事件が立て続けに起き、自分も<親ということ>に
  ついて考えざるを得なかった。
  親になったら最後、自分を質に入れた、と思わざるを得ない。
  こんなに親がしんどいものだとは知らなかった。
    
      親になる易さ親たる難しさ     川柳
  
  自動車事故も多発している。
  昔こんな句を作った。


      霊柩車のように運転しなさいね   川柳


  寝ている間にこんな句をつくった。


      戦争の頃は無かった引きこもり   川柳



  防空壕がどこかで見つかった、という。
  ただ生きるために国民は必死だったのである。


  納豆などは葱や、漬物を刻んで混ぜ増量し、食べさせられた
  記憶がある。
  ただ現在、モノがあふれていることは事実、私などは戦後、従兄、
  従姉なども同居していたので早く食べないと食にありつけなかった。
  今でも早食いの癖は抜けない。叔母二人もいて全部で13人家族だった。



  元次官が子を殺したという。本当に悲しく切なくて泣いた。
  自分ならどうしよう、答えはまだ見つからない。