元徴用工の問題

   

悲しいですね。
慰安婦の問題がまだ解決しないのに今度は元徴用工のこと
が日韓の間で紛争の種になってきました。


私が見聞きした限りのことですが私見を書きます。
子どものころ周囲の大人は彼らのことを<チョウセン>と呼んでいました。
センのところに独特のアクセントを置いて、なぜだろう、と
子供心に思っていました。


中国人のことはチャンコロと呼んでいました。
日本人は東南アジアの人々を見下していたのです。


以前書いたように伯母は満州(元の中国)に行って引き揚げて
来ました。叔母はチョウセンに行ってヒトハタ!も上げられず
借家に住む我が家に転がり込んで来ました。従兄と従姉もつれて
十三人家族でした。学校のようでした。


昨日はハロウィーンとか、若い人の楽しみに水を差すつもりは
ありませんが、なんというこの国の変わり様でしょう。


玉子を一個食べたかった、お饅頭を一個食べてみたい、
小さいころの私の切なる望みでした。


引き揚げについては林芙美子の<浮雲>などをお読みください。


パンパン(街娼)があちこちに出没し、浮浪児、とか傷痍軍人が
お祭りなどでは物乞いし惨憺たる有様でした。


この国も大変だったのですが、韓国や中国はどれほどの混乱だった
ことか察するにあまりあります。


秀吉が耳を削いだ故事も書きましたが、朝鮮の人々はあの戦争のことは忘れては
いないでしょう。
当時は中国は清の時代で朝鮮は朝貢もしていたのでしょう。
一片の条約やその他で忘れられるものではないでしょう。


ヒットラーのドイツがユダヤ人を迫害し、未だに賠償をしているとか
考えさせられます。


何度頭を下げても許されることではありませんが
先祖のしたことは詫びていくべきでしょう。先祖あっての私達ですから


安倍総理は戦後の生まれそして良家の生まれです。
詫びましょう。みんなで詫びましょう。忘れられるまで詫びましょう。
私はそう考えます。